炎天下しまなみを行く友と我 浩
夏虫といびきうるさく夜寝れぬ 曽
椅子(いす)座りとけるアイスと格闘中 玲
かげろうの続く道路を独り占め 麗
せみの音(ね)の夏休みだけの合唱団 昌
木々すべてセミ専用のスピーカー 大
潮風やペダルの重さ身にしみて 奈
星空にみんなで見上げた花火かな 安
せみの声涼しい風を送ってく 恵
踏みしめたペダルの果てに夏の海 優
ぶよぶよのクラゲにさされ手がかゆいタオルを巻いてクラゲ対策 曽
炎天下暑く感じる黒ずくめ行水程度で涼(りょう)得られるか 大
自転車で上る坂道こぎながら我を忘れる景色は絶景 恵
空見上げ満開の星夢咲いてこの夏だけの青春の花 安
夏休み外の温度の高い日々夏の海には見向きもしない 昌
自転車で下る坂道潮風は峠(とうげ)を越えた人だけのもの 優