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Nihon Bunka Kenkyukai
俳句集

霊仙山城吟行会句会

山城学習会での一句

 

                  3月18日

青春の坂道登る山桜            曽

 

 

 

友達と余寒こらえて山登り                      

 

 

 

山桜おしろい塗って白い顔                     

 

俳句

陽だまりの中で見つけた山の城                

 

 

 

山城とかすんだ空と城下町                        

 

 

 

山頂へ向かう人あり新芽かな                     

 

 

 

山城や眼下にかすむ造船所                      

選句

  『山城とかすんだ空と城下町』    特選(晃・玲・雅・裕)選(折)

最優秀

 「足下に山城の跡、見上げればかすんだ空、見下ろせば今治の町。

       情景が目に浮かんでくる良い句です。(雅)」

 

    「ただ単純なだけでない。シンプル イズ ザ ベスト(昌が吠える!)」

 

    「意味わからんぞ!(全員でつっこみ)(笑)」

優秀

 『春の山額に光る汗一つ』        特選(橋)選(玲・裕・昌・折)

 「がんばって登っている雰囲気が出ているし、一生懸命さが伝わってくる

 かわいい句だね(雅)」

 

 「汗がおもしろかった。(玲)」

 

  「それだけかい!!(全員でつっこみ)」

 

 「自分も登ったから、情景が浮かびますね。(浩)」

 

 「右に同じ(昌)」「意味わからんぞ!(全員でつっこみ)(笑)」

 

 「発表します。この句の作者は、恵さんです。(折)」「オーッ!!(驚)」

  

 

 『春の山足を取られて涙出る』      特選(橋・昌)選(雅・裕・晃)

「かわいそう!(晃)(泣)」

 

「自分もこけたから気持ちがわかるよ。(浩)」

 

「涙出るは大げさだろう。運動神経の無さがよくわかるな(雅)」

 

「登って苦労してから言え!!(浩)(かなり本気)」

 『友と会う最後の登山春の山』      特選(雅・浩・晃)選(橋)

 「春は喜びの季節なのにこんなに悲しい。でも、悲しい面があるからこそ、

  新しいところへ一歩踏み出せるんだな。(雅)」

 

 「出会いもあるが別れもある。名言だな!(浩)」

 

  「自分で言うな!(全員でつっこみ)(笑)」

 

 「さみしい(晃)」

 

  「それだけかい!!(笑)」

   (その後、みんなで大君を思い出し、しんみり・・・・・・・。(泣))
 『早咲きの姿かわいし山桜』        特選(折)選(玲・橋・雅)

 

「情景が浮かびやすいね(橋)」

 

「春の感じがよく出ているな。う〜ん、かわいいね〜。

ほのぼのしていてさすがの僕も毒づけないなあ。絶賛です。(雅)」

 

「発表します。この句の作者は浩君です。(折)」

 

「え〜っっ!!うそだあ〜!!(全員驚き)」

 

「似合わねえ!!やめてくれえ!先ほどの絶賛は取り消します。(雅)」

『山城や眼下にかすむ造船所』

     「ただ風景を言っただけだな。(浩)」
 

「造船所なんかあったんですか。(昌)」

 

 

「はっきり言って造船所なんか、何も見えなかったぞ!!(橋)」

 

 

「それを言うな作者が泣くぞ!!作者の心に映ったことにしようよ。(浩)」

 

 

「みんな作者がいないとめちゃくちゃ言うな。でも、何で造船所なんだ

山城と何の関係があるんだ。全くつながらないね。

二つの取り合わせがずれ過ぎてるよ。(雅)」

 

 

「山と海と言うことで、対照的ないい視点かも・・・・・。(昌)」

 

 

「なに、作者の味方してるんだ。(全員でつっこみ)(笑い)」

 

今回の標的

 

(実は折さんであったが、全員麗さんの作品だと思って、

言いたい放題言っていた。折さんの気持ちはいかに・・・。)

 

 

 

「う〜ん。

一つの句の中に近すぎるものがあると俳句の世界が狭まってくるんだね。

逆に、離れすぎると俳句の世界がぼやけてしまう。

想像すら出来にくくなってしまう。つかず離れずがいいんだよね。(折)」

 

 

 

「この句は、まさに『つかず、離れ過ぎ』だったね。(浩)(全員、大笑い)」

 

 

 

(結局、折さんは作者の発表をするのを止めて、句会を終了したのでした。

 

 

                  

                                          完

 

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