綱敷き天満宮 俳句 吟味会
〈 しなやかに 松の木ゆらす 春の風 〉 情景が浮かぶで賞
浩 「『しなやかに』がいい。とても春っぽい。」
古 「でも季語が動くよ。春の風は、夏の風でも秋の風でも冬の風でも通じてしまうよね」
玲 「文句なし。凜と輝くがすばらしい!」
願 「美しく凜と輝くは、説明が2つ続き、かなりくどくて、想像が広がらないなぁ」
古 「桃の花のイメージは、もっとふんわり柔らかい感じがするよ〜」
〈 梅散りて 桜咲いたら 空を見る 〉
浩 「論外。ばらばらだ」
古 「花の順序がおかしいな」
〈 桜咲く 春の一日 始まりだ 〉
浩 「論外。始まりだなんて言葉は俳句ではない」
古 「桜咲くと春の一日では、季語が重なってるよね」
願 「始まりだを『始まり告げる』にしてみよう。
春の一日だと季語になるので、『一日の』に変えてみよう」
淳 「『一日の 始まり告げる ホーホケキョ』季語もついたね」
玲 「それは私がもらいっ!りんり俳句にだそうっと」
〈 春風や 来たりし時かと 切に問う」 〉
願 「切れ字を使って、初句切れの句となり、初句に感動がある。
テーマがしぼれず、イメージがわかないね」
〈 梅園児行く 志島ヶ原に 春一番 〉
曽「なぜ、志島が原に園児なんですか?さっぱりわかりません」
〈 早春の かもめゆったり 竿竹屋 〉
浩「論外。なんのこっちゃ」
晶「竿竹屋は確かに通ってた」
曽「竿竹屋って何!?」
晶「あそこにいた人にしかわからん・・・」